よかれと思ってとった行動なのに「なんで勝手にそんなことするの!」と怒られる。一生懸命考えて行ったのになんでいつも「もっと考えて」と言われるの?こんな自分がもう嫌。
こんにちは、ぬえ@deepspaceout12です。
この記事では、衝動的な行動により仕事の失敗ばかりする人に向けての記事です。
この記事がおすすめな人
- よかれと思ってとった行動で毎回怒られてしまう人
今回はADHDの人に関する記事です。こちらについて詳細を書いてます。

目次
よかれと思ってとった行動なのに怒られる なぜか仕事で失敗してしまうタイプ
発達系の課題がある人(特にADHDタイプ)は、周囲の人からみて衝動的と思われる行動を突然取ることがあります。
自分で自分を止められない話
ある日のこと、会社にて上司が書類をコピーをしようとプリンターと机をなんども行ったり来たりしています。
プリンターと机と距離があるので、その上司はとても面倒そうな顔をしていました。
そこでADHDタイプの人は、プリンターを移動させ上司の机の前まで持ってこようと考えます。
その結果、コンセントはぷつんと抜けてしまい、周りの社員も驚きを隠せない表情を浮かべ社内パニックに。
上司がそのADHDタイプの人に理由を聞けばこういうことらしく。
「上司が移動が大変そうだったので近くにプリンターを移動させようと思った」ということで頭がいっぱいだったそうで。
さすがに上司も「なにをやっているんだ」と声を荒げる始末。
しかし本人のこの行動は「上司の負担を減らしたい」という善意からでした。

善意で行った行動がなぜ
ここまで極端な行動でなくても、ADHDタイプの人は、後先考えない思いつきで行動したとみられることが多々あります。
ADHDの人の多くには、「よかれ」と思って行動し、落胆する結果に終わるという体験が多いようです。
一般の人の場合、何か行動を起こすときはそれによってもたらされる損得を考えて「ここではこう動いた方がいいだろう」と考えそうするものですが、ADHDタイプの人はそれが困難です。
他人からみるADHDの人の突発的な行動は「これは相手にとって良いことだろう」という善意が発端になっていることが多いのです。

善意で行った行動なのになぜいつも怒られるんだろう?
某レンタルDVDショップのアルバイト時代の話です。
ある日、新発売のDVDが発売したということで商品がレジ近くに陳列されていました。
私は陳列担当ではなかったですが、「関連の作品も近くにあったほうがいいのでは?」と考え新たな旧作を追加したのです。
普通はその前に上司に報告するものですが、善意からの行動だったので「まあ大丈夫だろう」という安易な気持ちでそのまま放置。
結果、他のスタッフが移動させた旧作を探して大混乱になったと後日聞き、当然厳重注意されました。
このエピソードには2つ注目すべきポイントがあります。
- 陳列を勝手に変えた行動は「この方がもっといいはず」善意に基づくもの。
- 上司や他のスタッフを混乱させようとした訳では決してないこと。

また、この時の失敗にはもうひとつ理由があります。
某レンタルDVDショップでは、新たな方針として「何でも率先して行動しよう」という意識改善が促されていました。
私はその言葉通り、方針に忠実に行動したわけだったのです。
しかし、上司からの「何でも勝手にやっちゃダメだろ」という言葉は、「率先して行動しよう」という方針と明らかに矛盾していますよね。
ADHDのタイプの人は、周りから見るととても衝動的で後先考えない行動をしているかもしれません。しかし、この商品陳列のように、本人の中では筋が通っており、かつ善意からの行動が多いのです。
職場では臨機応変が常に求められるものですが、発達系の人はひとつ以上の方針が同時に存在すると理解が難しくなります。

改善策 : ADHDの人はルールを理解できない
ADHDタイプの人は、集団の暗黙のルール、方針を理解することを苦手としています。
ここでいうルール、方針とは
ルール
それに基づいて行為・手続き・操作が行われるように定めた規準方針
ある事をするのに当たって定めた、その行動や処置の方向・原則
ですので、職場での行動基準を誰にでもわかるようにルールを明白にしておくことが重要です。
改善方法は以下です
何か問題に少しでも気がついたら、動く前に上司に相談するルールを徹底する。
また、ADHD気質の社員を持つ方は、改めて職場での行動規範を教えなくてはいけません。行動前に相談を必ずするといったルールを作るといった感じです。
その際、リーターを決め不在の場合も代理で別の方も決めておくとなおいいですね(リーダーがいないとどうすればいいのか分からなくなるのっで
終わりに : 今回のまとめ
それでは、今回のおさらいです。
- 衝動的な行動は、自分でも止められないことを知っておく。
- 衝動的な行動は、自分でも止められないことを知っておく。
- 自分勝手に見える行動も、善意に基づいたものが多い

それでは今回も最後までお読みくださってありがとうございました。