保湿クリームが苦手です、と先に告白をしておきます。
理由ははっきりしています。保湿クリーム特有のあのベタついた感じが嫌なんです。
私は乾燥肌です。冬になると指先がカサカサに荒れてぱっくり割れてしまう..。あっ、もしかしてあなたも同じことで悩んでいるのでは?
このような「乾燥肌」は、空気が乾燥する冬の季節限定の悩みと思われがちですが、真夏の冷房などにも影響されるので年中通じてのトラブルといえます。
指先がガサガサして服に引っかかったり、皮膚が切れてしまい何も作業できなくなったりと辛いですよね。
そこで保湿クリームの登場!と言いたいところではありますが、私はあのベタついた感じがどうも苦手でして…色々試してきましたが、最終的に落ち着いたのが「グリセリン」を使うという方法でした。
化粧水の原料として知られる「グリセリン」。実は保湿効果が期待でき、かつベタつかない保湿クリームとして使用できるんです。
今回はそのことについてお話しようと思います。
目次
乾燥肌の状態について
乾燥肌とは、肌の水分や脂肪が不足していることで潤いが足りない状態のことを言います。
特に乾燥しやすいといわれる箇所は、足の裏、ひじ、脛、膝です。また目や口のまわりも乾燥しやすいですね。
- ガサガサした指先が服のほつれに引っかかってしまったり
- スマートフォンの画面をスライドするのが痛かったり
- 水仕事で指先がヒリヒリして痛かったり
秋冬になると空気が乾燥して肌も乾燥してしまいますよね。肌が乾燥することで肌の潤いが不足しがちになってしまい、外部刺激にも弱くなってしまいます。
私はよく服にガサついた肌が引っかかって皮膚ずるむけちゃったりします。痛いっちゃありゃしない。
クリーム塗ったら一応改善はするんですよ。ですが、あのベタついた感じがどーも気になっちゃう(我慢すればいいのに)。
肌荒れの原因は
文句はさておき、肌荒れの原因をもう少し説明させてください。それは以下の4つに分類されます。
- 乾燥によるもの
- 内臓機能低下によるもの
- 紫外線によるもの
- ストレスによるもの
肌荒れが起こると肌の角質層にある水分が減少し、その影響で肌の生まれ変わり機能であるターンオーバーが乱れてしまいます。
>> 関連記事 : ターンオーバーを正しく知っていますか? | サッポー美肌塾
するとバリア機能も低下してしまい、肌が外部刺激に対して弱くなってしまい、これが肌荒れを引き起こす原因となるのです。
肌荒れを改善するためには、その失われた水分を補う必要があります。
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乾燥肌には保湿クリームを塗ると改善する
そこで肌に潤いをキープさせるアイテムとして登場する定番アイテムは保湿クリーム。
現在さまざまな種類の保湿クリームが販売されており、選ぶのに迷ってしまいますよね。
私の場合は選ぶのが面倒だったため、店頭にある一番目立った商品を購入し使い続けています。
資生堂の尿素10% クリームです。
あかぎれで切れてしまったり、カサついて痛かったりした乾燥肌が、小まめにクリームを塗ることで無事改善します。尿素のおかげもあり肌のキメが取り戻せるのもポイントですね。
値段も手頃でパッケージデザインもシンプルだし好印象です。私も愛用しています。
ただ、数ある保湿クリームの中では「保湿性&ベタつかずサラサラ」と優秀なんです。
問題は保湿クリーム特有のベタつき。あれが苦手なのです。さまざまな保湿クリームを試してきましたが、この資生堂の尿素10%クリーム以外のものが見当たりません。
色々調べた結果、到達したのが「グリセリン」を使う方法でした。
グリセリンが保湿代わりになるのだ
グリセリンは植物油から摂取できるアルコールの一種。また化粧水の原料として利用されていることも有名ですね。
なんでもこのグリセリンを水で薄めて指先に塗ると保湿効果が期待できるとか。
最初は人からこの方法を聞いて半信半疑だった私。
まずこの薬品のようなパッケージの商品を水で薄めて使うという実験感があってどうも取っ付きにくい。「ものは試しだ」ということで、薬局でとりあえず購入してみて試したのですが..。
あ〜これはいいかもとなったわけです。
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グリセリンは人体に害はない?→そもそもあなたの体内に存在しているものなので安心
グリセリンは私たちの体内にすでに存在しているものです。
まずグリセリンと聞くと、なんだか得体の知れない薬品というイメージがある方も多いのではないでしょうか。
実はグリセリンは、私たちの体内にすでにあるものです。つまり、グリセリンが合わないということはありません。
表皮ブドウ球菌、アクネ菌といったものがこのグリセリンを排出し、肌に潤いを与え保湿をしています。
グリセリンで保湿クリームを作ってみよう
さてさて本題です。前置きが長くてすみません。(ですがグリセリンへの不安感を取り除くために必要な説明です)
- グリセリン
- 水(できれば精製水)
- 空のボトル
用意するものは以上の3点です。順番に説明しますね。
グリセリンについて
こちらは必須ですね。まず小さじ1分を用意しましょう。
気をつけなければいけないのは使用する濃度です。
グリセリンは水分を吸収する働きがあります。空気中の水分を吸収→肌に潤いを与える効果を期待できるのですが、空気が乾燥した場合、代わりにあなたの肌から水分を奪ってしまいます。
適切な濃度は5~10%です。私の場合は5%を勧めています。
その理由として保湿クリーム特有のベタつきが軽減されるからです。
※グリセリンの置いてある場所について
ドラックストアに売ってるんですが置いてある場所が非常に分かりにくいです。おそらくコンタクトレンズのコーナーに置いてあることが多いです。
当たり前ですが、グリセリンは薬品なので化粧品コーナーには置いてないことが多いので注意。
なのでネットで買うのが手っ取り早いかもしれません。
グリセリンを使用する場合は適量を心がけましょうね。
たくさん使用すれば保湿効果が向上するわけではありません。
精製水について
100ccほどの水を用意します。
水道水でも代用はできますが、できれば精製水を使用するのが好ましいです。
精製水は塩素やミネラルなどの不純物が取り除かれた綺麗な水のこと。保存期間が短いですが、肌への吸収性がいいのでこちらを使用することを推奨しますよ。
空のボトル
化粧水用の空のボトルを用意しましょう。
ボトルはまず熱湯消毒をしてください。これは雑菌の繁殖を避けるために必須といえます。また容器の口には菌の付着を防ぐためあまり手を触れないようにしましょう。
ボトルデザインに関しては好みの部分が大きいので、あなたの好きなタイプのもを選んでくださいね。
ちなみに私は無印良品が好きなのでこのタイプです。
おさらい / 作り方
それではおさらいです。まず準備するのが以下2点。
グリセリン一さじ (5mlほど)(濃度5%)
精製水 95ml
これらを消毒済みの空のボトルに入れ、フタをします。そしてよく混ぜましょう。
すると出来上がりです。簡単ですよね。
補足点 : 保存性について
自作した化粧品の保存性に関していえば、あまり日持ちはしないというのが正直なところ。肌を刺激する要素が少ない半面、これはデメリットですね。
保存性を高めるために、防腐剤を加える方法もあります。その場合、消毒用のエタノールを5%ほど加えるのがよいとされています。
終わりに : 自作の化粧水ということを念頭におきつつ使用しましょうね
自分量でなく、必ず分量を守って作りましょう。
- 容量を守る
- 容器は消毒する
- 短期間で使い切る
- 肌に以上がみられたら使用を中止する
当たり前のことですが、肌に潤いを与えるばかりか逆に乾燥を悪化させてしまえばもともこもないですよね。
手作り化粧品の良いところは、常にあなたの肌にあったものを作れちゃう点です。慣れれば手軽に出来ちゃいますし、値段もかからないので楽ですよ。
よければぜひチャレンジしてみてくださいね!
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