【ADHD】人間関係を改善することを難しく考える必要はない(方法とは?)




社会人になると、交友関係も深く複雑になっていきます。うまく友人を作れず苦労している人も多いかもしれませんね。

 

こんにちは、ぬえ@deepspaceout12です。

 

今回のテーマは苦手な人間関係を克服する方法についてです。

 

 

  • 人間関係を構築するのが苦手な人
  • 友人をうまく作れない人

 

 

これらに該当する方に役立つ内容かなと思います。

 

具体的な改善方法の前に、まずはあなたがなぜ「人間関係に苦手意識を持っているのか」を明確にしましょう。

 

今回の内容はちょっと長めなので、「具体的な改善方法だけ知りたいわ」という方は

→コチラ まで一気にジャンプしてご覧くださいね

 

 

ぬえ
それではいきます。

 

 

ADHDは人間関係が苦手な人たちが多い

 

 

社会人になると、交友関係も深く複雑になっていきます。

 

 

適切な交友関係が作れずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

 

 

「友達100人作りましょう」

 

 

かつての学生時代、こんな言葉を聞きませんでしたか?

 

私たちは幼い頃

 

 

「お友だちをたくさん作りましょうね」
「お友だちと仲良くやりましょうね」

 

 

と教わってきました。

大人になった現在もその延長線上にあり、「友達はたくさんいるほうがいい」という風潮がそこら中にある気がします。

 

 

私は人間関係を結ぶことに苦手意識があったので、友人と話すより一人で過ごしていた方が楽でした。

 

 

このようなタイプの人は、職場でも学校でもグループで集まって会話をしたりすることが大きなストレスと感じてしまいます。

 

ぬえ
そんなことよりも、一人で遊んだり読書をしたり好きなことをしていた方が心が落ち着くはずです。

ADHDにとって人間関係を求められる社会は生き辛い

 

前述した通り、私たちは大人になり社会に出るようになると、以前に比べ仲間意識が一層強さを増します。

 

 

また会社に入れば会社への帰属意識を求められます。

学生時代は「一人でいいもんね」などと自由奔放に遊んでいても文句は言われませんでしたが、社会に出れば違います。

 

その集団の一員であるという意識

 

そういったものを求められるようになり、これまで人間関係で苦労していた人たちにとって頭を抱えてしまう問題へと直面するのです。

 

人間関係を結ぶ難しさは発達障害が関係している

 

発達系の課題を抱える人には、人間関係の苦手意識を持つ人がたくさんいます。

 

ぬえ
これはあくまで可能性であって、あなたがそうであると決めつけるものではありませんのでご了承を。

 

アスペルガー症候群(以下、ASD)、注意欠陥・多動性障害(以下、ADHD)の人は、以下の2つの未熟さから交友関係を築きにくい傾向があります。

 

 

  • 社会性
  • コミュニケーション

 

 

しかし、このような人は「友達なんていらない」と思っているわけではありません。

友達が欲しいのに、うまく作れない・作り方が分からない人がたくさんいるのです。

 

 

中には自分が友人ができない理由を、職場・学校の環境が悪いからだと被害者意識を持ってしまう場合も。

 

 

 

人間関係でトラブルを抱えてしまうADHD・ASDの特性

 

 

ここでは、発達障害別に人間関係のトラブルの理由を分類してみます。

 

 

人間関係のトラブルを抱えやすい発達障害は、ADHD、ASDに多くみられます。

 

ぬえ
あなたに当てはまる箇所があるか探してみてくださいね。

 

人間関係でトラブルになりやすい理由(ASDの場合)

 

  • こだわりが強い
  • マイペースなので、他人の言動に興味が持てない
  • 空気が読めない
  • グループに属す意識が薄く、自分のことを優先する
  • 相手の言葉から感情を読み取ったりすることが苦手
  • 相手の表情から感情を読み取ったりすることが苦手

 

 

人間関係でトラブルになりやすい理由(ADHDの場合)

 

  • 思いつきで行動してしまう
  • 約束をしても自分のことを優先
  • 人の話に割り込む
  • 自分のことを話すぎる
  • 秘密をすぐ話してしまう
  • 空気を読めない

 

 

 icon-adjust 出典 : リファレンス

ASD及びADHDにの人間関係におけるトラブルになる理由についての情報を参考

 

人間関係が苦手なあなたにもいいところがあることを理解する

 

 

人間関係の苦手意識がある人にとって「学校・職場では友達はいる?」と聞かれることは想像以上のストレスです。

 

 

そんな場合は、苦手な交友関係を築くことよりも、自分の趣味などを認めてあげる視点も必要です。

 

ぬえ
そうすることで過剰に自分を卑下することも少なくなるでしょう。

 

一人でなんでも楽しめるあなたは、団体プレイは苦手かもしれませんが、個人プレイは得意なはず。

そのようなあなたの個性を尊重してあげるのです。

 

 

ここまでのポイント

 

あなた自身の個性を尊重する

 

 

人間関係の苦手意識を具体的な改善する方法について

さて、では具体的に人間関係の苦手意識を改善するための方法をご紹介します。

ぬえ
ADHD ASD当事者でもある私が、実際に実践し効果があった方法も含めながらお話ししますね。

 

あいさつや気配りなどのマナーを覚える

ひとつは、「気配り」やコミュニケーションにおける「マナー」を徹底して頭に叩き込む方法です。

原始的な方法ですが、これが結構効果があったので。

 

ぬえ
その前に、その理由を説明しますね。

 

気配りの方法が分からず、相手に誤解ばかり与える

 

 

円滑な交友関係に欠かせないのが「あいさつ」です。

 

 

あいさつの他にも、お礼、謝罪などといった人間関係における「気配り」ですね。

 

 

  • 誰かに荷物を持ってもらった時に「ありがとう」
  • 出社時の「おはようございます」
  • 注意された時の「すみません」

 

 

ASDタイプの人はこのような「気配り」が苦手です。というより、気配りの一言がでてこないのです。

これは、社会性の乏しさが関係していて、

 

いつ
どこで
どうやって
なにを言えばいいのか

 

これが分からないのです。

 

会社で同僚や先輩に作業を手伝ってもらっても「ありがとうございます」とお礼の言葉も言わず作業に戻ったり..

出社の時に「おはようございます」の一言もなくそそくさと自分のデスクに座ったり..

 

このような特性のため、周囲からは誤解され、円滑な人間関係を築くことは難しくなります。

 

実はこの行動、本人には悪気がないことがほとんどです。

社会性の乏しさから、気配りやマナーが身についておらず、あいさつや謝罪のタイミングが分からないのです。

 

後輩・上司区別なくタメ口で話してしまう

学生時代の部活動や職場では上下関係があります。

目上の人に敬語を使うことは当たり前ですが、ASDタイプの人は相手によって言葉を変えることが苦手です。

上司に友人のように話しかけてしまい、トラブルになることも多いことでしょう。

 

ぬえ
私も学生時代、先輩に敬語が一切使えずよく怒られました。悪気も自覚もなかったのが酷かったですね。

 

社会人になると、敬語を使えないだけで白い目を向けられます。

しかし、ASDタイプの人は、人間関係でのトラブルが起こっても自覚がなく悪気がないことがほとんどです。

それがさらに火に油で上司からきついお叱りを受けるかもしれません。

 

その結果、職場に居づらくなり退社..となりかねませんよね。

 

 

そういう意味でもASDタイプの人は、会話の基本的なマナーを必要最低限叩き込む必要があります。

 

 

人間関係改善方法 : 会話のマナーを習慣化する

さて、「気配り」や「マナー」を徹底して頭に叩き込む。と言いましたが、ただ学ぶだけではいけません。

 

 

重要なのは、それをルールとして捉える事。

 

 

これは「なぜそうするんだろう?」と理由を考えてしまうと「そもそも相手を不快にさせている自覚がない」という自分の特性が影響し、気配りやマナーを学ぶメリットが分からないからです。

 

ルールとしてストイックに捉え、あとは何も考えない事を推奨します。

 

ぬえ
ルールは以下4つを心がけましょう。

 

その1 : あいさつ

ポイント

自分からあいさつすること
場所を決めると効果的。会社ならドアを開けた瞬間。など

 

その2 : 気配り

ポイント

何かしてもらったらお礼をいう
やり方が気に入らなかったり、不服だとしても必ず言う
頭だけで会釈しない。声に出す

 

その3 : 感謝

ポイント

何かしてもらったらお礼をいう
やり方が気に入らなかったり、不服だとしても必ず言う
頭だけで会釈しない。声に出す

 

その4 : 思いやり

ポイント

相手の表情を読み取るようにする
例えば嫌な顔をされたら、「どうかしましたか?」と聞く。など

 

人間関係改善方法その2 : 相槌をきちんとうつようにする

 

 

相槌をきちんとうつことで、相手の話をきちんと聞く態度を身につけると、人間関係が円滑になります。

 

 

これはシンプルな理由で、相手の話を真剣に聞いていることが伝わります。

 

ポイント

 

まず相手の目を見て話を最後まで聞く

その途中に相槌をうつ

「うんうん」「へえ〜」「そうなんだね」

 

 

ぬえ
これだけです。わあ簡単。

 

さらにもう一つ、方法がありまして、それがラーニング相槌です。

 

ラーニング相槌とは、相手の言ったことをそのまま返すこと

 

例えば

 

 

相手「今日さ、すごく大変なことがあったんだよ」
あなた「えっ、大変なことがあったんですか」

相手「ねえ聞いて。今日行ったお店の店員、すごく嫌な人だったわ」
あなた「えっ、すごい嫌な人だったんですか」

 

 

簡単な話、こんな感じでしょうか。

相手の言葉を盗んで、そのまま相手に返すのです。

このやり方を実践すると、相手は「この人はきちんと話を聞いてくれてる」と感じます。

これは相槌と同じで、相手に話を真剣に聞いている態度を伝える行為です。

 

発達障害の人は、この部分を意識しないと誤解されやすいのです。

 

出典 (リファレンス)
ASD(アスペルガー症候群)、ADHD、LD 大人の発達障害 日常生活編

ヘッダー以外の画像出典元 : freepik

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です