【微批評】バンクシーのシュレッダー断裁の件。広告マーケティングとしてはイイけど..




 

ぬえです。@deepspaceout12

 

 

ぬえ
10月5日のニューヨークタイムズの記事を見てちょっと興奮したので、記事にしました。(関連記事 :Banksy Painting Self-Destructs After Fetching $1.4 Million at Sotheby’s

 

ロンドンのオークションハウス「サザビーズ」での出来事。

オークションの最中、競売人がハンマーを叩き落札された瞬間、会場にアラームが鳴り響き、突如シュレッダーが起動、落札作品が断裁されました。

 

 

ストリートアートで世界的に有名なバンクシー。

彼のInstagramには、「破壊の衝動は、創造的でもある」というピカソの言葉を添えて、会場の様子を動画に納めアップしています。

また「数年前から作品内にシュレッダーを潜ませていた」と語っています。

 

バンクシーは、ストリートアートに否定的だったことは有名です。

ニューヨークタイムズによれば、彼はこう公言していたといいます。

 

「ストリートアートは最初の場所で販売用に描かれてない限り、誰も売り買いしないように忠告したい」(関連記事 : 「Another Banksy Mural to Go From Wall to Auction」)

 

しかし皮肉なことに、これだけ話題になったことで、逆に作品の価値が上昇するのではないかと騒がれているのです。

 

バンクシーのやってることって広告的

 

ぬえ
彼のInstagramにはピカソの有名な一節だけが引用されおり、それ以外は語られていません。これに100万以上の「いいね」がついているわけですが..

 

これってすごく広告的なマーケットモデルだと思うんですよね。

 

バンクシーの話題づくりを紐解いていくと、その手法の方法が見えてくることがあります。

 

「ストリートアートは最初の場所で販売用に描かれてない限り、誰も売り買いしないように忠告したい」

 

彼のこのような言葉も、逆説的にストリートアートの価値を底上げする巧妙なトリックなのでは?

絶対的に禁止されているものの価値は上がりますから。

 

「世界市場最大の子供のいたずら」のようなことが、世界中で評価され、芸術性の高いものとして評価されている現状に、少しだけ一石を投じるとすれば

 

結局のところ彼のやってることって、市場価格高騰を狙ったパフォーマンスなだけで、作品の芸術性はないのでは?

 

ということ。ある程度の批判は覚悟

 

でも私は、決してバンクシー否定派ではないですよ。広告マーケティングとしては、彼のやっていることはユニークですから。

 

何かブログ活動に応用できればいいですけどね。

逆説的に価値を上げるようなユニークなパフォーマンスを、ブロガー界でも誰かがやってくれたら面白いと思うのだけど、どうでしょうかね。

 

 

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