ぬえです(@deepspaceout12)
私は普段グラフィックデザイナーとして働いています。
日々お仕事をこなす中で、色々と参考にしたり、メンターとして尊敬している同業種の方々がいるのですが、
その中でも、飛び抜けて好きなデザイン事務所がありまして、それがNYを拠点に置く「Sagmeister&Walsh」です。
彼らの手がけるデザインが好きなのはもちろんなのですが、特にユニークなのがWebサイトなんですよね。
デザインに興味がある人はもちろん、何か面白いWebサイトを知りたい方にはうってつけかもしれません。
ちょっと彼らのサイトを、簡単にご紹介させてください。
「Sagmeister & Walsh」とはどういう事務所か
「Sagmeister & Walsh」は、NYを拠点に置くグラフィックデザイン事務所です。
グラフィックデザイナーのStefan SagmeisterとJessica Walshが主要メンバーであり、他何人かのメンバーがいます。
手がけた有名な仕事でいえば、デヴィッド・バーン、エアロスミスなどのCDジャケットのデザインなどでしょうか?(その他デザインはこちらで確認できます)おそらく見たことがある人も多いのでは?
彼らのデザインの多くが、ユーモラスに満ちた遊び心を含んでおり、見ていて心踊るものが多いのが特徴です。
一部、下ネタなどユニークなアイデアが満載のデザインには、度肝を抜かれ、私は初めて見た時から、心を奪われ続けています。
Webサイトから事務所内を覗けるWebカメラがユニーク
このデザイン事務所の面白いところは、お仕事内容はもちろん、かれらのWebサイトの作りにも表れています。
なんと、事務所内の映像を、Webカメラを通してリアルタイムで覗けちゃうんですよね。(Webサイトはこちら ※時間帯によってサイトが重いことがあるので、フリーズする場合は後日改めてください。結構落ちてます。)
早朝でも真夜中でも関係なく、ずっと稼働しているのが面白いですね。
サイトを開くと、「Sagmeister & Walsh」のスタッフたちがパソコンの前でお仕事をしています。
昔から人でお仕事をすることが多かった私は、パソコンでこのサイトを開き、一緒にお仕事してる感を演出していましたね。
なんだか孤独感が薄れました(なんて寂しいんだ..)。
初期は事務所を上部から撮影するカメラだけでしたが、数年前に事務所が移転したことで、カメラの数が増えました。
打ち合わせ室、デザイン室、受付から、飼っている蛇のケージの中まで見れます。
それぞれの場所に、「ABOUT」「WORK」などのステッカーが貼ってあるのですが、それぞれをクリックすると、該当のページにジャンプもできます。こういうところいいですよね。
例えば誰かの誕生日をカメラ越しに祝ってあげたり
Happy birthday Stefan!! @jessicawalsh @WadeJeffree @zzdesign @pedrosanchez @psanschaise @moreytalmor pic.twitter.com/iBViTJFn3U
— Sagmeister & Walsh (@sagmeisterwalsh) August 6, 2014
VR?で事務所内を放浪している謎の人物がいたり
doing my vr cam show at @sagmeisterwalsh rn. tune in https://t.co/TvwisovkAc #vr pic.twitter.com/Mdful3ffFy
— Max Weisel (@maxweisel) April 14, 2017
夜中でも暗視モードで残業を確認できたり
ずっと見ていても、人間模様が見えて結構面白いです。
それにしても、スタッフたちは常に監視されてると感じながらお仕事をしているんでしょうか?サボることも難しそうですね。
彼らの仕事は必ずどこかに遊び心がある
Webサイトの構造、写真、テキストなど、どれを取っても必ずどこかに遊び心があります。
例えばWebサイトのABOUT部分。
スタッフの詳細が写真付きであるのですが、ずっと見続けていると動きます。
右の女性が左の男性を横目で見て、男性は少し顔を背けてたり…。
こういう細かいところ、結構面白いので、色々探してみてくださいね。
また、彼らのお仕事をまとめた作品集がいくつか出版されています。
私が所持しているのがこの2つですが、どれもパラパラ見ているだけで面白い仕上がりになってます。
本の内容は、一部性的な表現がありますが、それはしっかりコンセプトに沿ったものなので、問題はないですよ。むしろ笑えます。
ここまで遊びながら、かつしっかりお仕事として仕上げているのは、彼らぐらいしか思いつきません。
また、webサイトに過去あった宣材写真は、ちょっとユニークすぎてこの記事には載せられないほど(全裸で写ってたり)。もしご興味があれば調べて見てくださいね。
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