2021年8月から10月の『今月読んだ、面白かった本』 #ぬえBooks




ぬえ
読書好きのみなさんはいかがお過ごしでしょうか?

私は相変わらず、たくさの本を読み漁っていました。いまだに積読も多く、大量に積まれた本のタワーを横目でみながらにやにやしている日々を過ごしています。

さて、ちょっと遅れましたが毎度恒例の「今月読んだ、面白かった本』です!8月~10月までに読んだ本の中からピックアップしました。

この期間は仕事の関係書類を読み漁ってた影響で、普段手にしない本をいくつか読み漁りました。結構面白い本に出会ったので簡単にご紹介します。

また今回から『これから読みたい・気になっている本』という新しいコンテンツも追加してみました。これから読みたい本をずらっと並べています*



『番外編』これから読みたい・気になっている本

本題に行く前にまずはこちらから。これから読みたい本・気になっている本をざっくりまとめてみました。あなたの気になる本が見つかれば嬉しいです✤

タコの心身問題

タコの心身問題
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生き物の中で今一番興味があるのが、タコです。

サルとかラットには「知性がある」みたいな話を聞くと、それなりに興味関心はあるけど、驚きは少ないのが正直な気持ちです。なぜなら彼らは脳の構造が人間と同じ部分を持っており、私たちと同じ起源をもっていることは想像できるから。

でもタコはどうやら進化の経路が私達と全く違うらしいんです。タコがどうやって独自の知性や神経系を構築したのかを知ることは、私達人間の心がどこから来るのか、みたいなことにも通ずることなのではないかと感じています。

ぬえ
そして既に購入済み!読むのが楽しみ✤

正義を振りかざす「極端な人」の正体

正義を振りかざす「極端な人」の正体

私はSNSで結構疲弊することが多いので、このあたりの教養を身に付けたく、最近は「シャーデンフロイデ(他人を引きずり下ろすときの快感)」をテーマにした本を漁ってました。そんな中、であった本がコレ。

Twitterでよく勃発する炎上構造に興味があるので、本屋でパラパラ見た感じだとこの本にヒントが結構載ってそう。時間作って読みたい一冊。

自然界における左と右

自然界における左と右
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「鏡は左右を反転させるけど、そういえば上下を反転させないのはなぜだろう?」みたいな素朴な疑問があったので、調べてたらこの本にたどり着きました。

本書は重力の力関係から、分子レベルまでの考察経ているようで、大変興味深いです。知的好奇心が刺激されそう!

暴力と不平等の人類史

暴力と不平等の人類史
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『サピエンス全史』を読んでから、人類史にとても興味関心があります。その中でも「戦争/革命」に関することを学びたく、たどり着いたのが本書でした。

ページ数500以上、お値段6千円弱。値段が高い..分厚い..だけど気になる..!

銃 病原菌 鉄

銃 病原菌 鉄
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前からずーっと気になってた本。既に単行本の上下2冊購入済み。文化人類学に興味があるので読むのが楽しみです。

今月読んだ、面白かった本

さて本題です。8月~10月間で読んだ本の中で「面白かった!」と思えたものをご紹介します。

影響力の武器 / なぜ、人は動かされるのか

ぬえ
この本を手に取った理由は、人に影響されすぎない人になりたかったからでした。

私は強い影響力を持つ人の言葉に流されやすい特徴があって、自分の意見をグッと堪えてしまうクセがあったから、そういう強い言葉になぜ影響されるのかなってことが気になったんですよね。そしてその答えと対策法が、この本にはあったと思います。

本書のタイトルからすると、『影響力を持つための方法』が書かれているようにおもわれそうだけど、実際の内容としては、「影響力の武器によって、私たちはこんなにも騙されてるよー」ってことが書かれたものでした。

この本を読むと、あらゆる宗教や怪しい情報商材、その他ビジネスモデルの裏にあるテクニックや方略が見えてきて、面白いです。

中空構造日本の深層 / 河合隼雄

中空構造日本の深層
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ぬえ
こちらも仕事の関係で手に取った本。

日本人の空気を読む特性を『中空構造』と定義し、論う内容。約20年以上前の書籍ながら、現在の日本にもよく当てはまる部分が多いなと感じました。特に「無為の中心性によって全体がなんとなく保たれる」といった部分は結構共感。

「日本人の心は西洋人の心とは違うよね」ってことを論る本は多いけど、本書ではアジア諸国との違いについても論じているので、その点からも興味深かったです。

半自叙伝/古井由吉

古井さんの本は『杳子』以来。彼の文章は本当に美しくて、他に類を見ない文体が特徴的です。

昔の記憶の描写の仕方が特に綺麗で、鮮やかな映像の再生にとどまらず、匂いまでもが漂ってきそう。

ぬえ
専門書ばかり読んでたのでこういう本も良いですね~。

脳を鍛えるには運動しかない!

脳を鍛えるには運動しかない!
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ストレスと運動の関係を再考させられました。

運動嫌いの私でも「今すぐ運動したい!」と思わせてくれた内容なので、同じ運動嫌いが重い腰を上げるために読むのもいいかも。手元に置いておきたい一冊でした!

スマホ脳 / アンデシュ・ハンセン

「スマホ=ドラッグ」であると、さまざまなエビデンスを元に論じた本。ただ、「スマホ=悪」という単純な結論にはたどり着かず、意外な結末に向かっていくので良かった。これを読んだ影響で、スマホのアプリのほとんどを削除するくらいには影響を受けました✤ 代わりに読書の時間が増えたと思います。

「スマホのアプリはスロットマシーンの構造を参考にしている」とか「SNSは脳の報酬中枢を煽る仕組みがある」など、スマホにまつわる興味深い内容ばかりで読み込んでしまいました。

スマホ以外にも、あらゆる依存対象(アニメ、映画、ゲーム、ギャンブル)から自分の大切な時間を守りたい時などに応用できると思います。

脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術

時間管理について改めて考えさせられた本でした。科学的なエビデンスを元に説明されていること、著者の樺沢さんは精神科医であることもあり、終始懐に落ちる説明で納得の連続です。

よくあるバリバリのビジネスマン向けな内容ではなく、「まずは体を整えることから」という本当に基礎の部分から解説してくれるので、発達障害である私としてはとても勉強になることが多かったです。

アラン / 幸福論

哲学書って難解なものが多いですが、その中でひと際読みやすかったのがアランの「幸福論」。本書は「これを書いている時、雨が降っている」「瓦に雨の音がして、無数の雨粒が切れ目なく歌っている」など、他の哲学書にはあまり見ない「詩」の要素があったりして、結構面白いです。

一つのテーマが大体2~3ページで完結するので、読みやすいのもグッド。仕事で疲れた時などに、パラパラ読んでると癒されます。

コンテナ物語 / 世界を変えたのは「箱」の発明だった

コンテナ物語
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コンテナがいかに物流に革命を与えたかが分かる本でした。

今年読んだ本の中ではいまのところNo1です。知的好奇心がくすぐられる最高に面白い本でした。

マンガでわかる最強の株入門

最近株を本格的に運用しています。それもあってもう一度基礎を学びなおすために購入しました。全編マンがかと思いきや、マンガとテキストが4:6くらいの割合で掲載されており、比較的濃い内容です。株に関する基礎的なことが網羅されてるので、これから始める人はおすすめ。

スカートの下の劇場―ひとはどうしてパンティにこだわるのか / 上野千鶴子

女性の下着を通して、男女のセクシュアリティやその変遷を語った本。下着・ナルシシズムの捉え方は、男女間で大きな意識の違いがあることが分かります。「セクシュアリティには本質も自然ない」という著者上野さんの言葉、結構残りました。

おわりに

さてさて、以上になります。

『これから読みたい・気になっている本』に関してはだいぶ厳選してご紹介しましたが、まだまだ読みたい本があるのは幸せなことですね。

小説や漫画が少し不足しているなと感じたので、今後はそういうジャンルにも手を出していきたいと思っています。

ぬえ
ご紹介した本がお役にたてたらうれしいです!

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