
もしかしてそれ、スキゾイドかもしれません。

人付き合いって、思ったよりエネルギーを使うと思いませんか?
笑ったり怒ったりするとドッと疲れてしまう
楽しい笑顔を振りまいても、本心は心ここにあらず

そんな疑問をもつあなたに、今回は同じ悩みを抱える知り合いと意見交換をしながら、感情が薄い人の原因を探っていきます。
※その前に簡単な自己紹介。
私は、アスペルガー寄りのスキゾイド/ ADHD当事者です。学生時代のとある時から、感情を表現することが困難になり、苦労を重ねてきました。
そんな私が、「感情が薄い人はスキゾイドかも」というお話をします。
目次
感情が薄いのは、スキゾイドかアスペルガーの可能性

個人的な見解で言えば、感情が極端に薄い人は、『スキゾイドかアスペルガーのどちらかの可能性がある』と思っています。
スキゾイド気質である私の実体験と、スキゾイドやアスペルガーの友人の意見を交えながら、解説していきますね。
まず、スキゾイドとアスペルガーの違いを見ていきましょう。
スキゾイド
- 感情表現に乏しい→(理由)自分が傷つかないための防衛手段
- 人付き合いが苦手→(理由)人に興味関心がない
- その場を乗り切るためのコミュニケーションは問題ない
アスペルガー
- 感情表現に乏しい→(理由)緊張・強い不安・恐怖心によるもの
- 人付き合いが苦手→(理由)異常に緊張してしまう
- 他人とコミュニケーションが難しい→(理由)相手の言葉の裏を読めない

スキゾイドとアスペルガーは、「感情が薄い」という点では似ていますが、理由が大きく違っています。
スキゾイドは他人への関心・関わりの欲求が異常に低いのに対し、アスペルガーはその欲求は低くはありません。ここが大きく違うところ。
また、スキゾイドは周囲からの評判に無頓着ですが、アスペルガーは他人の評価には敏感です(敏感でないケースもあります)。

(感情か薄く、他者に関心がない)スキゾイドについて
スキゾイド(スキゾイドパーソナリティ障害)とは、他者への関心欲求が乏しく、根っからの孤独が性に合っていることを特徴とする障害のこと。

- 表情が薄い・感情表現が乏しい
- 親しい友人が極端に少ない
- 周囲からの評価に無頓着
- トレンド・流行などに無頓着
- 異性に対する関心が薄い
スキゾイドの人は、もともとそういう性格だったわけではありません。なんらかの挫折・つまずきを経験し様子が変わったようになり、性格・行動の問題が極端に出てきたというケースが多いのです。
※上記には該当しないけど、感情表現が薄い方は、アスペルガーの可能性もあります。そちらもご紹介。
(他者への関わりへの欲求はあるけど、異常な緊張をする)アスペルガー
アスペルガーは、パッと見ると「堂々としている」ように見えます。
しかし内面は違っており、とても臆病で不安を抱えコミュニケーションに対して異常な緊張を感じてしまう特徴があります。
アスペルガーの私の場合、親、友人でさえも話す時緊張をしてしまうんですよね。普通の人ではそれがありえないことを知った時はずいぶん驚きました。
また、アスペルガーの無表情には特徴があります。恐怖感を感じる真顔といいますか、相手に威圧感を与えるような表情をしてしまうのですよ。
※その他にも、アスペルガーの特徴をざざっとご紹介します。
- 表情が薄い・感情表現が乏しい
- 人1倍劣等感が強い
- 些細なことでパニックを起こしてしまう
- コミュニケーションをとることが難しい
- 相手の言葉の裏を読めない(空気が読めない)

どうでしょうか。あなたに当てはまる特徴はありましたか?
スキゾイド、アスペルガーって治せるの?

どちらもある程度の治療は可能です。
まずアスペルガーの場合、脳の機能のアンバランスによって怒る脳機能障害なので、基本的には一生治ることはありません。
ただ、薬物治療や心理社会的治療といった方法をとることで、生きづらさが減り、社会に適応しやすくなる可能性は十分にありますよ。
アスペルガーである私も、薬物治療を受けながら改善を行なっていますが、ポイントとしては自分なりの改善策を持つことかなと思っています。
また、スキゾイドに関しては、
- スキゾイドの人はそもそも人付き合いを望んでいないから。
- 精神科医の中でも「スキゾイド」はもっとも治療が困難とされている。
といった特徴があるため、治療の難易度は高いとされています。スキゾイドの専門外来や専門病棟も少ないことから、なかなか改善策を練り辛いのが難点ですかね
ポイントとしては、克服するというよりも受け入れること。
スキゾイドの人は、スキゾイドらしい生き方を模索した方が、全体的な幸福度が上がると思っています。
※スキゾイドに関する記事をほかにも執筆しています。よろしければご参考にどうぞ!
※さらに具体的な治療の方法(または病院の選び方)などは、こちらの記事でご紹介しているので、参考にしてみてください。
僕の心の支えとなっている子が あまり感情を表に出さない子で なに考えてるんだろう…って話するのも困難でした。
だけど、落ちついて話をすれば ちゃんと分かってくれる子なので 慎重に時間を掛けて 関わっていこうと思います
その子のことを何も知らない僕は 傷つけるようなことを繰り返し言ってしまいました。
したことも聞いたことも その子にとって触れて欲しくない内容だとは知らずに 僕の勝手な行動でその子についた傷を またつけてしまいました。
何も知らない僕は 何度も聞こう。と知りたい、話したい。その一心でその子の返事を待たず 聞いてしまいました。
教えてくれない のではなく 教えられないんだと知りました。
その子の口から言うことは ないと思いますが
少しでも教えてくれたその子の気持ちを 知って
その子の言葉を胸に抱えて大切にしていこうと思います。
距離を詰めるのではなく、あえて話さないでおく時間も作ってみようと思います。
ですがその子にとって その時間が苦しめることもあると思ったので 様子をみて じっくり付き合っていこうと思いました。
本人の口から聞いた訳ではないですが 可能性が高いと思ったので、書かせて頂きました。
本人に問い質すとまた、傷つけてしまいそうで怖いので 聞かないで この記事をみて少しでもその子の心に寄り添えるような 僕になれたらな…と思います
変わるべきなのは僕でしたね……
長文失礼しました。