今回はこのような疑問に答えますね。
こんにちは、ぬえ@deepspaceout12です。
過去に私が、仕事での大きな失敗で、落ち込んだ自分を責めすぎて、心を壊してしまった経験から、私のような仲間を増やしたくないため、この記事を書いています。
私は発達障害当事者で、現在フリーランスのデザイナーとして働いています。
今では、失敗に捕らわれない私ですが、過去には、仕事でのミスの多さに、自分を責め続けていたことがあります。
当時は辛かったですが、今では以前のようにクヨクヨすることがありません。過去を振り返りながら、同じような人の助けになれば、と思い赤裸々に書いていきます。
目次
『仕事の失敗』は解決できない
哲学書やビジネス書には、「問題を一つ一つ明確にして解決しよう」などと書いていますが、ぶっちゃけ無理です。
仕事での失敗で落ち込んだ「辛さ」には、たくさんの問題が複雑に絡まっています。仕事、プライベート、性格、性別、環境、そして自分の感情もです。
※これらを一つ一つ解明していくのは、哲学者じゃない限り難易度が高いですよ。
「辛いのは、自分のことばかり考えているから」とは言っても
昔上司に言われた言葉です。確かにその通りなんですよね。
時間があると、あれこれ考えてしまいます。
私の場合も、クヨクヨしがちな時は、哲学書を読んだりして、自己肯定感を高めていた時期があります。が、あまり効果はなかったです。
本質的な答えが欲しいのですが、そんなものはなかったのです。
「反省することも大事だけど、いつまでも失敗に捕らわれていると、仕事にならないよ」
※これも昔上司に言われた言葉です。頭では分かっているのに、どうして行動できないかというと、暇な時間があるからです。これも分かっているんですよね。
自分の心と丁寧に向き合うことで、落ち込む心も治る
じゃあどうすればいいんだ、というと、自分の心と丁寧に向き合うことです。自分にムチを打ち続けるのはやめてください。
辛い気持ちって、どうしようもないですよね。
周りの人と自分を比べて自信を無くしたり、時には自暴自棄になって、自分のことを責めたりしてしまうものです。
※私も当時は、「這い上がってやる!」と、自分にムチを打ち続けましたが、その結果心を壊してしまいました。
で、結果どうなったかというと、「信頼」を地に落としたわけです。こうなると、どんどん悪循環です。
自分の気持ちには、丁寧に向き合ってください。自分を責めても良いことなんて、何一つないです。
仕事の失敗に落ち込む自分を癒す方法
結論から言えば、『これをやれば落ち込む気持ちも即解消!』みたいな魔法の方法はありません。
ただ、認識を変えれば、楽になりますよ。そのコツをいくつかご紹介しますね。
【コツ1】自己肯定に理由なんて必要ない
根拠なく、自分のことを「頑張ってる」と、褒めてあげてください。
無根拠な自己肯定感を得ることで、割と人生明るく生きることが可能です。
※私が、心を壊してしまった時に、一番欲しかった言葉は、「あなたにも生きる価値はあるよ」です。
もちろん、なんの根拠もいりません。
根拠がないと不安!
私も、根拠のある自己肯定じゃないと、不安だ!と思ってましたが、逆に考えれば、根拠が消滅すれば、肯定も同時に消滅します。
※仮に、友人から「死にたい..」と打ち明けられたら、「大丈夫だよ」と言ってあげたくなりませんか?そこに根拠はないはずです。
それって甘やかしじゃないの?
それでいいと思うんです。甘やかすのは悪いことでしょうか。
※少なくとも、私のように自分にムチを打ち続けて、心を壊すよりはマシだと思うんですよ。
【コツ2】自分の心とは丁寧に付き合うべき
自分の心は丁寧に扱ってください。
「自分なんかダメだ」と思うのは割と簡単です。対して、自分のことを大切にするって、正直なところ難易度が高いですよね。(なかなかできないっ)
私の話ですが、度重なる仕事での失敗に、心を壊していた時、自分が発達障害だと判明しました。これを機に、自分の特性を理解しようと勤めたのですが、これが結果的に効果抜群でした。
たとえば、私は電話対応のミスが多すぎて、めちゃめちゃ落ち込んでたんですけど、それは発達障害の特性だったんです。
そこで私は、電話対応を訓練するよりも、電話対応が必要ないような立ち回りを取ることにしました。するとパフォーマンスが上がったんです。
※自分の心と丁寧に向き合ってみてください。そして、誰かと自分を天秤にかけて、バランスを取ろうとするのはやめましょう。すると見えてくるものがあります。
【コツ2】時間が解決してくれる
よく言いますよね。でも本当にそうです(実体験)。
※人によって、(失敗の大きさにもよりますが)かかる時間はそれぞれです。
【コツ3】職場を辞めるのもありです
いつも失敗にビクビクしながら、仕事を続けるのは健康にも人生にも悪いです。
「仕事は辛いものなんだ」と、私も昔上司に言われたことがありますが、今なら真っ向から反対できます。
日本社会は、上位ポストが高年齢の人たちが陣取っています。
若者にとって、終身雇用や年金も、蜃気楼みたいな存在になっていて、ぶっちゃけ存在しないんじゃないかくらいに思ってます。
※単純に考えて、残り数十年を、胃の痛みと戦いながら、働き続けるって辛すぎますよ。
自分の得意分野を見つけて、フリーランスとして働く。これも一つの選択肢です。フリーになったことで、正直な話、身も心も自由になりました。
※ただ、ネット上でよく言われている、「会社なんてオワコン」「フリーは楽しい」みたいなことは、私は言えません。独立する上で、色々と苦労したので…。
「仕事の失敗に落ち込む自分」を脱っする具体的な方法
では次に、「落ち込んだ自分」から脱するために、具体的にやるべきことを書いていきます。
【その①】得意分野を磨き続ける
周りに必ずいますよね、バリバリ仕事をこなせる人。
そういう人になるにはどうしたらいいかというと、得意分野で戦うんです。
人間誰しも不得意があります。「この業種は無理すぎる」と感じる業界で働くのは、正直いって良いことがありません。
※ただ、そんな簡単には「得意分野」を見つけることはできないですよね。なので、「嫌いじゃない仕事」みたいな選別をしていくといいですよ。
私の話
私は強度の人見知りで、コミュニケーション能力の高い人に憧れがありました。
で、営業や接客業を頑張っていた時期があるんですが、結局挫折。現在は、デザインの仕事をしながら、一人で黙々と孤独に作業をするような環境で生きています。
※包み隠さず言えば、以前よりずっと居心地がいいです。人との関わりは少ないですが、その方が自分のパフォーマンスが上がりました。
【その②】一人で考え続けない
一人で落ち込み続けても、いいことないです。
誰か信頼できる友人や、家族、恋人などに打ち明けるべきです。
※旅先のバーなどで出会った人なら、割と赤裸々に思ってること話せたりします。知らない土地、知らない環境、知らない人が合わさると、不思議と自分の本音と向き合いやすいです。
終わりに : 今回のおさらい
- 「辛さ」の問題は、解決できない
- 自分の心とは丁寧に向き合うこと
- そのために、根拠のない自己肯定が必須です
- 時間が経ったら解決します!
これらを意識しましょう。少なくとも私のように、めちゃめちゃネガティブ思考の人には、効果があるはず(経験談)。
繰り返しますが、自分の心は、雑に扱わないでくださいね(筆者との約束)。
※この記事は、ものの5年前、仕事の失敗に胃を痛めすぎて、自宅に帰っても寝れず、不眠不休が続いていた自分に向けて書きました。同じような方に届くと嬉しいです。