デザイナーとして独立した私の後悔まとめ【発達障害はマイナス?】

困ったひと
発達障害の私は、デザイナーとして独立するのが夢です。できれば後悔したくないです。これからフリーランスのデザイナーを目指したいけど、先輩たちはどういう後悔をしているんだろう?フリーは楽そうだし成功事例に溢れているけど、ほんとにそうなの?

 

今回はこのような疑問に答えます。

 

こんにちは、現役デザイナーのぬえ@deepspaceout12です。

この記事を書いている私は、フリーランスデザイナー歴は2年半以上です。独立した頃を振り返ると、いくつか後悔していることがあります。

 

本記事では、「発達障害がデザイナーとして独立する際に気をつけておくべき点」について解説します。

 

※これからフリーランスを目指したい人は、参考になるかと思います。

 

 

 

発達障害の私がデザイナーとして独立した際の後悔

後悔していることが、いくつかあります。

 

【後悔1】『発達障害』を、手当たり次第カミングアウトしなければ良かった

『障害』をカミングアウトすることは、個人的にオススメしないです。
なぜかと言うと、大体の場合「気」を使われるからですね。

 

ぬえ
ぶっちゃけた話、カミングアウトは、ハイリスクハイリターンです。

メリットをあげると、「付き合う人」をふるいにかけることができること。

 

カミングアウトして、あなたから離れていくような人は、基本的に、あなたを傷つけ、搾取するような人です(断言)。そういう人を選別できるのは、良いことですね。

 

デメリットをあげると、人が離れていく場合があること。

 

経験談ですが、障害を告白した結果、その人とは疎遠になってしまいました。また、告白したと同時に、一方的に距離を置かれてしまったこともあります。

 

誤解がないよう補足しておくと「障害」をカミングアウトすることは、自分で自分を守るための行為です。

 

ありえないミスで職場を困惑させたり、物忘れの激しさで上司を困らせてしまうような事態を避け、誤解されないようにするためには、カミングアウトは有効な手段ですよ。

 

ぬえ
ただ、その際は、誠意を持って伝えるべきです。

 

※また、伝える人は、相当な選別をした方がいいです。手当たり次第、カミングアウトしていくと、自分の首を絞めてしまいます。(人にペラペラ話すような人がいますから…)

 

【後悔2】自分の特性をもっと理解するべきだった

自分の障害の特性を理解していると、弱点を克服するための工夫をすることができます。

 

たとえば、私は視覚優位の発達障害なので、電話が超苦手です。聞き忘れ、話しながらメモできない、喋りながら理解できない、などなどひどいもんです。

 

そういう人は、「電話は苦手です」と正直に伝えておく、急用の時でもメールで(その代わりレスポンスはいつもはやく返す)などの工夫をすることで、問題なく業務をこなすことができます。

 

電話対応を訓練するよりも、電話対応が必要ないような立ち回りをとる方が、結果的にパフォーマンスが上がります。

 

ぬえ
このような『工夫』は、特性を知っているからできることです。

 

※「電話対応できないなんて、人として失格だ」と、よく思ってましたが、実際、隣の人と自分を比べるからそう感じるんです。

 

自分の得意と不得意を理解し、自分だけの立ち回りを習得するべきです!

 

【後悔3】柔軟すぎる発想力は役に立たない

ADHDは突拍子も無いアイデアをよく思いつきます。

 

この特性はデザイナーと相性がよさそうですが、ぶっちゃけそんなのは二の次です。一番大事なのは、『コミュニケーション能力』ですよ。

 

※ADHD特有の『アイデア力』があるばかりに、根拠ない自信があった時期がありますが、人間関係を大事にしないと、信頼を地の底に落とします。

 

素晴らしいアイデアやデザインは、伝わらないと意味がないです。
そして「良いデザイン」は、人に伝える力、相手とかかわる力、つまりコミュニケーション能力がなくては作ることはできません。

 

たとえば、あなたのよく使っている「消しゴム」はなんですか?
私は、Monoの消しゴムをよく使っています。理由は、よく消えるし、扱いやすいし、触り心地が良いからです。

 

なぜ、他のメーカーの消しゴムを買わないかというと、信頼がないからです。だって、途中で消せなくなるかもしれませんよね?途中で溶けてしまうかもしれません、もしかしたら爆発するかも..!(それはないか

 

つまり、私はMonoというメーカーを信頼しお金を払っています。信頼の先にある、安心を求めているのです。

 

デザインもこの説明を例にすることができます。
絶対に売れるデザインが存在しないように、デザインは「絶対」といえる要素がありません。

 

クライアントは、その「絶対のないデザイン」を、私たちデザイナーに依頼しているのです。つまり、信頼と安心を求め、デザイナーに仕事を依頼します。

 

※では信頼を獲得するためにどうするか?『コミュニケーション能力』を上げましょう、ということになるのです。斬新なアイデア力も大事ですが、二の次ですよ。

 

【後悔4】低単価で仕事を受け続けた

とにかくフリーランスとしてデビューしたての頃は、低単価に苦しめられました。
理由は、自分に自信を持てなかったことと、自己肯定感が薄かったからですね。

 

※A4の見開きパンフレットのデザイン制作を1万円で受注するなど、まあひどかったです(専業の人が聞いたら腰をぬかすかも)

 

それと、仕事がないと不安だったのもあります。単価は度外視で、『とにかく受注取れれば勝ち』みたいなスタンスでした。

 

※その後どうなったかというと、お金に困り、自分の価値を下げてしまうという結果に。単価を下げることは、自分の価値を大きく下げることですよ。

 

【後悔5】貯金はあった方がいい

これだけはガチです。
少なくとも、「半年間は何もせずでも食べていける」くらいの貯金は必要です。

 

理由は、 『お金ない=心に余裕がなくなる=ネガティブ思考』という循環が生まれるからですね。

 

※私の場合は一切貯金なく独立してしまったので、心身ともに疲弊してました。

 

ADHDは、突拍子も無い行動をしがちです。
私の場合もその例にもれず、独立に至っては、「独立したいからしよう」と、とても簡単な理由でポンと一人になりました。

まあ、バカでしたね。

 

【後悔6】ポートフォリオサイトを作っておけばよかった

ポートフォリオサイトは作りましょう(迫真

 

ポートフォリオは営業ツールです。会った人に教えたり、Webで公開しておけば、仕事の話が舞い込んできます。

 

また、ポートフォリオサイトは、あなたのスキルの証明書でもあります。
「デザインできます!」と言っても、どんなデザインが得意なのか分からなければ、お客さんも頼みづらいですよね。

 

※私は、独立して1年後にやっとWebサイトを公開しました。実際に、そこからお仕事をいくつか受注できてますし、県外の案件は大体Webサイトからです。

 

【後悔7】広告代理店、営業マンに頼ればよかった

下積み時代に、仲の良い広告代理店や、営業マンと知り合いになっておくと良いです。

 

独立してから、代理店と契約していると、安定したお仕事を回してもらえるので、精神的に安心です。

 

また、優秀な営業マンと知り合いになっておくのも手です。自分で自分を売り込むよりも、プロに任せたりすると、効率的にお仕事を獲得できたりします。

 

※私は独立して長い期間、広告代理店との契約をしていなかったので、仕事は全部自分で探す必要がありました。仕事をこなすと仕事を探すを、同時にやってると疲弊します。

 

【後悔8】固定費を下げなかったこと

固定費は、下げられるだけ下げた方がいいです。

 

切羽詰まってると、人生を客観視できません。そういう意味では、『お金』は大事ですよ。

 

お金が貯まる=心に余裕が生まれる

 

 

克服の為にどうしたか

以下を心がけました。

 

【その1】単価を上げるよう努力した

相場価格を調査し、自分もその単価に合わせるようにすることです

 

※『A4チラシ デザイン 相場』などでググれば、出てきます。あと、本業の人に聞くのもいいですね。また、ネットのデザイン会社などに、見積もりを出してみるのも手ですよ。

 

コツ→デザイン代を算出する方程式を作る

もしデザイン代の算出に迷った際は、おすすめな方法があります。それが

 

①(自分が欲しい年収)÷(一ヶ月の中で働く日数)=(一日に稼ぐ必要がある金額)
②(一日に稼ぐ必要がある金額)÷(一日労働時間)=(あなたの時給)

 

これに当てはめると、時給が分かるので、そこから実際にデザイン制作時間を考えて計算してみると良いです。

 

※こういう方程式を持っておくと、「見積もりお願いします」にも、即レスで返すことが可能ですよ。

 

【その2】副業を始めてお金を稼ぐ

副業として、Webライティングを始めました。
ライターとしての歴は、1年弱とまだまだですが、これで家賃は稼げてます。

 

副業=いかがわしい、とか「本職で真面目に働け」だとかいった意見が未だに多いですが、それは間違っているかと。

 

※会社に居続けることは、もし潰れてしまった際には助けてもらえないし、個人としてはリスキーだから

 

それだったら、1円でもいいから、自分のスキルでお金を稼ぐ能力の方が、これからの時代は大切です。

 

あと余談ですが、Webライターの仕事は、デザインの仕事でも役立ちます。Webサイトの依頼作業を進める上で、ライティングスキルは役立ちますし、校正作業もはやくなります。

 

【その3】健康に生きることを心がける

「体が資本です」。これ真理です。
体が壊れると、仕事もストップします。代理を立てない限り、クライアントに迷惑をかけることになります。

 

常に心も健康でいられるよう努力しましょう。
特に発達障害の人は、ネガティブ思考になりがちです。思考の癖を見つけて対策してください。

 

※一度心と体を壊して、仕事をストップさせてしまい、担当の人が自宅のベットで倒れる私を起こしに来たことがありました。で、どうなったかというと、「信頼」を地に落とすんですよ。

 

そういう経験からも、強く、強く感じるわけです。

 

【その4】得意なことで戦う

「好きなことで生きていく」というコピーが流行りましたね。

 

あの意味は、「得意なことで戦うこと」で、圧倒的な成果を出しやすくなり、その結果、心も体もお金も人生も裕福になっていく。ということです。

 

得意なことで戦いましょう。特に発達障害の人たちは、脳のくせがすごいので、人と劣る部分はあれど、人より優れた部分もあることも事実。

 

そこを伸ばして、相手と差をつければいいんです。

 

おわりに

発達障害がデザイナーとして独立した際の後悔について書きましたが、いかがだったでしょうか?

 

困ったひと
発達障害だから、普通の人より独立が難しそうな感じだね…

 

いえ、実はそうでもありません。
発達障害は特性の偏りが、普通の人と比べすごいですが、そのぶん個性を活かしたり、他の人ができないようなことも得意だったりします。

 

※それを習得するには、「自己理解」が必須なんです。これさえ分かれば、立ち回りも、向いてることも一気に見えてきます。

 

ここまで色々書きましたが、大切なのは「負けないこと」です。それさえあれば戦っていけます。

 

最後に、昔先輩デザイナーさんに言われた言葉で、大切にしてるものを一つ、ここで紹介しますね。辛い時は、この言葉をいつも思い出しています。

 

デザイナーは、24時間365日戦う戦士なんですよ。かっこいいんですよ。

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