今回は、このような疑問に答えます。
こんにちは、ぬえ@deepspaceout12です。
私は、スキゾイド気質のアスペルガーですが、人付き合いの煩わしさはほどほどに、比較的生きやすい毎日を送っています。
その理由は、自分の特性にあった環境作りを心がけるようになったからなのかなあと、いまになって思います。
結論から言います。スキゾイドの人は、自分を変えるより環境を変えましょう。
そうすれば、きっと生きやすい人生が待ってます。
今回の記事では、なるべく人付き合いを避けた環境づくりについて、を書いています。
※今回の記事は、人付き合いを一切無くし、社会を生きていく方法ではありません。
目次
結論 : 『自分を変えず、環境を変えよう』
繰り返しですが、
スキゾイドの人は、環境を変えることでとても生きやすくなります。
スキゾイドの人は、根っからの孤独好きです。理由は、他者への関心や関わり合いへの欲求がないからですね。
孤立しても平気なスキゾイドは、学生時代ならある程度やっていけるかもしれません。しかし、社会に出るとそれも難しくなります。
人付き合いを極端に嫌うスキゾイドは、社会に出ると疲弊することが多くなります。
楽しくない飲み会、無駄な会議、馴れ合いに参加し、スキゾイドの人にとっては意味のない会話をしないといけません。
そうなると、困ったことに巻き込まれやすくなります。たとえば、相手と親密な関係や信頼をおくことが困難なため、職場などで『冷たい人』というレッテルを貼られてしまったりなどするわけです。
いいえ、基本的に自分を変える必要はありません。周りに合わせて、無理に自分を変えようとすると、心が壊れてしまう危険性があります。。
【友人の話】周りに合わせて生きて、心を壊す
これはスキゾイド&統合失調症の友人のお話です(ちょっと長め)
彼女は、人付き合いを必要以上に求めない性格のせいで、社会から孤立していました。
「このままでは、食べていけなくなる」と、危険を感じた友人は、「もっと人と交流した方がいいのでは?」という、社会的な視線を考慮したいたって淡白な理由で、職場を大企業へとうつします。
しかし、なれない人付き合いのせいで、心を壊し倒れてしまいました。
これは後日談として知りましたが、当時リストカット、大量の服薬と、大変な毎日だったそうです。
現在その人は、自宅でWebデザイナーとしてバリバリ働いています。コミュニケーションはメールで済ませ、コツコツと仕事をこなしているそうです。
人付き合いは一切ないか?いいえ、あれから気の合う仲間とも出会えたそうです。
恵まれた仕事にありつけたことで、趣味や話があう友人が増えたんでしょう。毎日楽しそうに人生を生きています。
※幸いなことに、大人になれば自分で仕事を選び、環境も選べます。スキゾイドの人は、スキゾイドらしい環境で、得意なことをやるのが良いという例かもしれません。
では本題に入る前に、スキゾイドがなぜ人付き合いを嫌うのか?その根本的な原因を見てみましょう。
※スキゾイドを本質的に理解することは、自分の生きやすい環境を知ることでもありますよ。
スキゾイドは人付き合いを避けている理由
スキゾイドの『人付き合い』に関する大きな特徴は、対人接触を求めていないことです。
これは、同じパーソナリティ障害である、回避性パーソナリティ障害や自己愛性パーソナリティ障害にもみられます。ただ、スキゾイドと大きく違う特徴が1点あります。それは
【理由その1】人付き合いができないわけではない
スキゾイドは、一人の方が気楽です。
基本的に、友人や仲間を必要としませんが、『人付き合いが苦手だから』というわけではありません。
実は必要な社会的交流は、問題なく持つことができます。社会から完全に孤立しないために、必要最低限のコミュニケーションの術を心得ているわけですね。
ただ、人付き合いを行う理由が、『孤立しないため』という淡白な理由であるため、周りからは「感情がなくいつも穏やか、人間的なクセがない人」というレッテルを貼られるかもしれません。
※ある意味『普通』で『地味』ですが、よく言えば信頼されやすい存在なのがスキゾイドです。
【理由その2】異性関係に興味がない
スキゾイドの人は、配偶者を得ることよりも、自分の世界を守り抜くことが何よりの優先課題です。性的欲求が淡白なのも、これが原因ですね。
特別、異性と性的関係がなくても別に不満を感じることはありません。
独身で一生を過すようなタイプや、婚期が遅くなることが多いのがスキゾイドですが、異性問題で失敗することが極端に少ないとも言えるでしょう。
スキゾイドが生きやすい環境を作るためのポイント
スキゾイドの人は、スキゾイドらしい環境で、得意なことをやるのが良いでしょう。
では具体的なポイントをざざっとご紹介しますね。
【その1】個人の世界を極める仕事を目指す
地道で孤独な作業をたんたんと続けられるのがスキゾイドのよいところです。
スキゾイドは、無理に社交的に振舞ったり、人付き合いの勉強をしたりする人がいますが、個人的には、あまりオススメしません。
それよりも、個人のスキルを極めるか、気の合う少数の人同士と関係を深めるかの、どちらかがいいと思ってます。できれば、機械や本、自然などを相手にした仕事が向いています。
※自然の中で、孤独に仕事に取り組める仕事としては、農業、林業、動物飼育員、フィールドエンジニアの技術者、公園管理事務所、測量士、造園業があります。
周りのような『普通』に合わせて、適応しようとしても、長続きしなかったり、そもそも楽しくないと感じてしまいます。私がそうでした。
それよりも、自分の特性を知り、それに合ったライフスタイル、仕事環境を選ぶことが、人生を楽しみながら生きるポイントかと思います。
また、下記にてスキゾイドの知識を深める際に役立ちそうな記事をまとめておきますね。
スキゾイドの適職について
スキゾイドの特徴・原因について